2014年11月4日火曜日

「自分のからだを知ろう」のお話会@杉並区立中央図書館(3回目最終回!)

こんにちは、瀬戸山です。
先週の土曜日、杉並区立中央図書館で「自分のからだを知ろう」のお話会の第3回目が開催されました。今回の内容は、「神経系」と「泌尿器系」のふたつです。



 

まずは「神経系」から。神経系のプログラムでは、写真に写っているような、コンテナ入りのお豆腐を使います。コンテナは二つあって、ひとつは水がはいっているもの。もうひとつは水がないものです。

この秘密兵器を使って説明したいことは、こういうこと。

「頭の中にはお水があって、絹豆腐くらいやわらかい『脳』が水(=髄液)に守られて入っています。水がない時、入れ物を振ったり叩いたりするとすぐお豆腐は崩れてしまうけれど、水があると、入れ物を少し振ったり叩いたりしたくらいではお豆腐は崩れません。こうやって大事な脳はちゃんと守られています。

でも、いくら水があっても、入れ物を強く振ったり叩いたりすると…?
(ここで子どもにお豆腐入りのコンテナを振ったり叩いたりしてもらいます。。)

そう、お豆腐は崩れてしまいます。

音を感じたり、『痛い!』と感じる大事な『脳』は、この入れ物の中のお豆腐です。強く叩くと壊れてしまいます。だからお友達の頭は絶対叩いちゃいけないんです。。。」

・・・と。こんなことを伝えるために、身近な道具を準備しています。

 

 
 

「脳がお豆腐のように柔らかいなんて、知らなかった~」という声は、子どものお父さんお母さんからも聞こえてきました。







次のプログラムは、「泌尿器系」。
写真は本日読み聞かせデビューの小西さんです。子どもたち、真剣に聞いています!

おしっこの工場は「じんぞう」、つくったおしっこをためるところは「ぼうこう」。みんな、自分の体の中のことを、覚えられたでしょうか?




お話が終わった後はいつも通り、親子で絵本タイム。おしっこを作る「じんぞう」がこぶしの大きさだということを、お母さんと一緒に確かめています。







この日は最終日だったので、今回は実演を行わなかった「呼吸器系」の絵本と、保護者向けの「解説本」、そして、今までの絵本を全部入れられるボックスをひとりひとりに渡します。これから先、なんどもなんども絵本を読みながら、自分のからだのことを知ることができますように。



そして、この図書館には実はほかにも、からだの絵本がたくさんあります。


今回参加してくれた5、6歳向けのものも、、



 
もうすこし詳しい小学生向けの本も!
 
今回のお話会をきっかけに、子どもたちが自分のからだに興味を持って、誰もが当たり前にからだの知識を持つ社会になることを目指しながら、また地道に活動を続けます。


2014年10月20日月曜日

「自分のからだを知ろう」のお話会@杉並区立中央図書館(2回目)

先週末、杉並区中央図書館での「自分のからだを知ろう」のお話会の第2回目が行われました。




こちら、始まる前に舞台裏で入念にウォームアップをする大久保さん。

(ちなみに手前のピース姿は、5歳児の等身大の体の絵本「ゆうちゃんのからだずかん」。毎回この絵本は子供たちに大人気。いつも図書館からお借りしています。NPOでも一冊ほしいと思ったのですが、残念ながら、すでに絶版になってしまっていました。。)



今回一つ目のお話は、「循環器系」。

「血のおうち」である心臓には、4つのお部屋があること。心臓の「どっくんどっくん」という音は、何の音かというお話(これを読んでいる皆さんは、ご存知ですか?「どっくんどっくん」はもちろん心臓の音ですが、じゃあ、心臓がどうなっていると、どっくんどっくんて音が聞こえるんでしょう??)。また、血の働きについて、また紙芝居を使ってお話しました。



「循環器系」の担当は、ワタシ、瀬戸山でした。
「心臓には4つのお部屋があります」という説明をしています。

近くに寄って目をキラキラさせながら熱心に聞いてくれる子どもたちに、こっちも気が引き締まります。







そして循環器系のときのおたのしみは、聴診器で自分の心臓、お父さんお母さんの心臓の音を聞いてみよう!・・というもの。

お医者さんに診てもらう時に見たことはあるけれど、自分で使うのは初めてという聴診器を持って、みんな一生懸命自分の心臓とお父さんお母さんの心臓の音を聴いています。

お父さんお母さんの心臓の音と、自分の心臓の音、どくんどくんはどちらが早いでしょうか?










 
ふたつめのお話は、「生殖器系」。
大人になるためのからだの変化や、男の人と女の人の違い、男の人と女の人が持っている「赤ちゃんのもと」の話などなど。

「弟は頭ら生まれてきた!」と教えてくれる子どももいました。




こちらは、各回の最後に行っている「読み聞かせタイム」の時間。

おうちに帰ってからも、からだのことを話題にしてほしいという願いを込めて、紙芝居と同じ内容の絵本を、この場で親子で読んでもらいます。


いつも思いますが、お父さんお母さんの膝の上に乗って絵本を読んでもらう子どもの姿、大好きです。





次回は2週間後。「脳と神経」と「泌尿器系」のお話です。
今日のお話の内容を、子どもたちはどのくらい覚えていてくれているか、楽しみです。


 





2014年10月5日日曜日

「自分のからだを知ろう」のお話会@杉並区立中央図書館(1回目)

こんにちは。NPO法人からだフシギの瀬戸山です。今回、ホームページからブログだけこちらにお引越しをしてきました。まだ慣れるまで時間がかかりそうですが、ちょこちょこ更新していこうと思いますので、初めての方も、すでに前のホームページを覗いてくださっている方も、今後ともどうぞよろしくお願いします♪

これまでの記録は、ホームページをご覧ください。


そしていきなり本題ですが、昨日の10月4日(土)にここ数年続けている杉並区立中央図書館での「自分のからだを知ろう」お話会の第1回目に出かけてきました。


第1回目の最初はやっぱり子どもたちにとって身近な「消化器系」から。

まずは紙芝居の読み聞かせから。読み聞かせ担当は、世良さんです。




そしてそのあとは、子どもたちに大人気の「からだTシャツ」を使って、からだのなかがどうなっているのかを体感してもらいます。写真は、「からだの3人分」の長さがある”小腸”を、取り出してみているところ。

自分の体の中に、自分の身長の3倍もの管がぎゅ~~っとおさまっているって、想像つきますか?










その次のお話は、「筋・骨格系」。こちらも子どもたちにとっては、自分で腕を曲げたりのばしたりして実感できるので、身近なお話です。

当たり前のように歩いたり走ったりできるのも、筋肉と骨のおかげ。そして、紙芝居の中に出てきますが、私たちは筋肉があるおかげで、笑った顔や怒った顔を作ることもできます♪


こちらの読み聞かせ担当は佐居さん。大きくてとっても通る声なので、子どもたちは食い入るように見ています。











そしてこちらは、パパママからの読み聞かせタイムの様子。

お話会のその場で親子で絵本を読んでもらって、子どもの質問にパパママが答えたり、家に帰ってからも子どもが自分のからだについてパパママに話せるように・・と思い、パパママからの読み聞かせタイムを毎回とっています。











休憩時間も、「からだTシャツ」を着た菱沼さんは子供たちの人気者。





こんなお話会。次回は2週間後。
次のお話は、心臓や血管についての「循環器系」と、赤ちゃんが生まれるときの話の「生殖器系」です。