2017年8月22日火曜日

小児看護学会テーマセッションで発表をしました。

こんにちは、からだフシギの瀬戸山です。
少し間が空いてしまいましたが、ご報告があって、ブログを更新しております。

先週末の日曜日、暑い京都で小児看護学会が開催され、
そこで、からだフシギの活動について発表をしてきました。
 
からだフシギからの参加メンバーは、世良さん、稲葉さん、西山さん、三宅さん、そしてワタクシ瀬戸山です。  
 

発表の全体の流れとしては、まず、「話題提供1」で、健康を決める力である「ヘルスリテラシー」について話し、そのヘルスリテラシーの中核は、からだの知識であること、でも、日本はからだの知識を持たないまま、大人になってしまうことを話しました。

私たち、からだフシギの問題意識は、この”みんなが体の知識を持っていないこと”にあります。
  
そして、つづけて、2003年から行ってきたからだフシギの活動を紹介しました。
紹介した内容は、子どもたちに直接体のお話し会を行う取り組みや、教材開発のこと。
 



しっかり臓器Tシャツ、紹介してきました♪



さらに、続く「話題提供2」として、いままでは私たちが保育園や幼稚園・図書館に出向いて体のお話し会を行ってきていましたが、それだと単発で終わってしまう・・・という限界があったことを踏まえて、保育園の保育士の方や幼稚園教諭の方、保護者の方など、もっと子どもに身近な大人が日常的に体のことをこどもに伝えていけたらいいのでは?・・・という発想から始めた「からだ先生」研修会のことをお話ししました。
    

 
こちらは稲葉さんのプレゼン♪
 
 
 



実は、今回の発表の場は、小児看護学会最終日の最後のプログラムで、会場に残っていらっしゃる方も少なめなだったのですが、それでも参加して下さった方々は熱心に話を聞いてくださり、今後につながるようなコメントをたくさんいただきました。
 

例えば、絵本を小児科でのプレパレーション(病気のお子さんが治療を受けるための準備)で使えるのではないか・・・ということや、

5歳児に限らなくても、例えばトイレットトレーニングのタイミングに伝えるなどより子どもの発達段階に合わせて体のことを日常的に伝えていくのが大事なのでは?・・・というご提案、

また、単発ではなく継続的に子どもに体のことを伝えていくために、保育園・幼稚園の横のつながりや行政を巻き込んだ形での「モデル地区」などを考えていく必要があるのでは?・・・というご提案も。
  

 
そして、「わたしのからだ」の絵本を欲しいとお声がけくださった方もたくさんいらしたのですが、こちらに関しては、なんとこのタイミングで在庫がないという状態でした。。。
せっかくお声がけくださったのに、大変申し訳ありません。
 

「わたしのからだ」7冊絵本+解説本の中身は、こちらのリンクにPDFで掲載しています。こちらは、中身を変えなければ、ダウンロードしたり印刷したりして自由に使っていただいてOKです。
 

 
今回は、教材の在庫管理もとても大事だと改めて思うとともに、これからからだフシギの活動を続けていく上で、多くのヒントをいただきました。日曜日の午後で最後のプログラムという時間帯にもかかわらず、参加して下さった方々に、心より御礼申し上げます。

参加者の方にはアンケートも書いて頂いたので、また次の活動につなげていきます。
どうもありがとうございました。

からだフシギ 瀬戸山陽子