2017年1月25日水曜日

新書本について:⇒ネットでのご購入が可能になりました

こんにちは、からだフシギの瀬戸山です。

先日(といっても、もう先月・・・つまり、昨年・・・)、からだフシギのこれまでの13年間の活動を、新書にまとめました!というお知らせをさせて頂きました。

その時の記事は、こちらからご覧いただけます。


 

この新書が、このたびインターネット経由でご購入いただけるようになりました!

▲▲▲新書のご購入はこちらから(一冊1080円)▲▲▲
(からだフシギのメンバーでもある”Baby in Me”の村松さんのサイトに、置かせて頂いています♪♪♪)

本の中には、

どうしてわたしたちみんな(医療者だけでなく一般の人たち)に、体の知識が必要なのか

体について伝える相手は、どうして子どもなのか

・・・といったコンセプトとともに、これまで13年間にわたって私たちが活動してきた軌跡がぎゅっと詰まっています。具体的にどんなふうに子どもたちに体のことを伝えてきたか、親御さんや保育園・幼稚園の方からのフィードバックなども満載です。




これまでの活動を一冊にまとめる・・ということは、私たちにとって、一つの大きな目標でもありました。この本を発行することで、関心を持ってくださった方に、「私たちはこんな活動をしています」と、ご紹介できる手段を持てたかな・・と思っています。


でも、もちろんまだまだ、「みんなが当たり前に体の知識を持つ社会」にはほど遠い!・・・というのが現実です。


新書は、ひとつの通過点。
今後も地道に丁寧に、子どもに体のことを伝える活動を積み重ねていきたいと思っています。

 
 
 
「みんなが当たり前に体の知識を持つ社会」を目指して。
 
「体の知識をみんなのものに」♪

 
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!





2017年1月14日土曜日

絵本「わたしのからだ」を待合いコーナーに!月島・アポロ薬局

              
















こんにちは、メンバーの村松です。

明日は、東京でも氷点下の冷え込みになるとか。
すでに気温がどんどん下がっていますが、
皆さま、いかがお過ごしですか?

さて、NPOの母体となるプロジェクトの設立から数えると
今年で14年目に突入!

多くの方々のご協力をいただいて成長している当NPOですが、
今日は、そのなかのひとつ、
月島の「アポロ薬局」さんをご紹介します。

アポロ薬局さんは、
月島駅のほど近くにある地域に根差した調剤薬局です。
近くの病院でもらった処方箋を持って、
朝早くから夜遅くまで、
大勢の患者さんが薬をもらいにやってきます。

そんなアポロ薬局の店内には、
嬉しいことにNPOからだフシギの絵本「わたしのからだ」
並んでいます。

絵本は、親子づれやお子さんばかりでなく、
ご高齢の患者さんにも、とても好評なのだそうです。
 
また、こちらでは、
絵本の販売や研修会などの告知にも協力くださっています。
 
「子どもたちに読み聞かせしたい」、
 
「孫へのプレゼントにぴったり」、
 
「自分の勉強にもなる」…
 
これまでも複数の患者さんが、
アポロ薬局を通して絵本をお求めになられました!
 
 
 
「病気やケガをしたときは、
 自分のからだについて学ぶよいチャンスです。
 
 子どもの患者さんも多く来局されますので、
 一人でも多くの方の目に留まればと思って、
 本棚に並べています」
 
と、局長さん。
 
「地域の皆さんの健康意識の向上に少しでもつながれば、
 私としても嬉しいですね」
 
笑顔で語ってくださいました。
 
 
アポロ薬局さん、
お忙しいなかいつもご協力ありがとうございます!
これからも、どうぞよろしくお願いします!
 
アポロ薬局
東京都中央区月島2-17-9
TEL:03-3531-7724




2017年1月8日日曜日

第2回「からだ先生」研修会が終了しました

こんにちは、からだフシギ瀬戸山です。
本年最初の投稿です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

そして、きのうは、第2回の「からだせんせい」研修会が行われました♪


ここで改めて、この研修会の経緯をお話します。

いつの間にか、医療者任せになってしまっている体のこと。自分たちの体のことなのに、専門家に聞かないとわからない・・・いまはそんな時代になってしまっています。
私たちはそこに疑問を感じました。

そして、自分たちの体のことは、自分たちで分かるように、

「からだの知識をみんなのものに」

これを合言葉に、まずこれからの社会を担う子どもたちに・・というコンセプトで、これまで幼稚園や保育園などに出向いて、からだのおはなし会を行ってきました。

でも、実は私たち「そとの人」が、ぽ~んと幼稚園や保育園に伺って体のおはなしをするよりも、子どもの生活や日常をよく知っていて、子どもの身近にいて、子どものハートをつかむのに長けている、そんな方々がいるじゃない!・・ということに気づいたのです。

それは、幼稚園の先生や、保育士の方、図書館で子どもに読み聞かせをしている司書の方、そしてもちろん子どもの親御さんたち。

私たちは、どうしても、そんな子どもに身近な方々に、からだの話をする担い手になって頂きたい!と考えて、この研修会を開催することになりました。





昨年夏に開催した第1回目に引き続き、今回は第2回目。

子どもに体のことを伝えることに興味・関心がある看護師の方、親御さん、司書さん、小児科クリニックの方、保健師の方、保育園を経営する立場の方、理学療法士の方など、年始にもかかわらず21名の方が参加してくださいました!


最初にNPO法人の理事長でもある菱沼さんからご挨拶。



次に、餅は餅屋・・ということで、
幼稚園の先生だった渕さんと、現役保育士・原山さんから、
「おはなし会の前に、こんな手遊びを入れたりして、子どもたちに集中してもらいます♪」というご紹介。




やっぱり子どもに集中してもらうための準備って、大事です。
手遊びも最後に静かになるような工夫が詰まっていました。



そしていよいよ、からだの話しに入っていきます。

まずは参加者の方々に、グループごとに、教材の絵本:「わたしのからだ」8冊シリーズを、読んでいただきました。

 
ちょっと声色を工夫したり・・・・・
 
 

 
指で食べ物の流れを追ってみたり・・・・・・
 
 
 

 
強調したい言葉は、大きな声で伝えてみたり・・・




 
横に読んでいる絵本を、突然縦にしてみたり・・・
 
 
 

 
本文の内容をもう一度、絵で確認してみたり・・・
 
 
子どもが飽きないで楽しむためには、こちらもいろいろ工夫が必要です。
 
 
 
そして次は、グループの代表の方に、前で絵本を読んで頂きました。
先の、グループごとに読んで頂いたのは、2-3人の子どもに伝えるような感じかもしれませんが、
今回は、一クラスの子どもに伝えるような雰囲気でしょうか。
 
 
こちらでもみなさん、声色を工夫したり、
子どもたち(を想定した参加者の皆さんに)話しかけたりしながら
それぞれの「からだの話し」を披露してくださいました。
 
 
 
アドリブも入ります。
 

 
絵本の「説明」のところと、男の子の「セリフ」のところで、
読む速さもちょっと変えてみたりします。
 
 
 
 
 
渕さんも、幼稚園の先生の立場から、コメントを。
 
 
 
そのあとは、2014年に杉並区立の中央図書館で実際に行った
おはなし会の様子のビデオを見て頂きました。
 
 
 
実際に子どもたちの反応を見て、
参加者の方々も、「楽しそう」、「できそう」、「やってみたい」と
少しでも思って頂けたら、とても嬉しいです。
 
 
 
 
 
現役保育士の原山さんにも、
「神経系」の絵本を読んでもらいました。
 
神経系は、目に見えないため、
子どもたちにも難しく感じられる内容の一つです。
 
でも・・・
 
複雑だけどとてもうまくできている体について、
いかに分かり易く伝えられるか・・・・、
それはこのプロジェクトの大きな課題だと思っています。
 
 
 
 
 
 
 
ずっと座りっぱなしだったので、ここらでリフレッシュ。
からだフシギの踊りをご紹介して一緒に踊って頂きました。
おはなし会でもこの踊りは、
最初の導入(手遊びの前など)で使ったりしています。
 
 
 
ちなみに、踊りは、下をクリックすると、You Tubeに上がっている動画が見られます♪
 
 
 
 
休憩中にも、子どもに体のことを伝えるための様々な教材を見て頂きました。
 
絵本や、Tシャツ(こちらは京都のお店が作っています。リンクはこちら。)、紙芝居など。
どの教材が、どんな場面で使えそうでしょうか。
 
 
 
 
 



 
 
休憩後は、わたしのからだ8冊シリーズの絵本について気づいた点を
書いて頂きました。
 
 
 
例えば、「5歳児が読むには、字が多すぎる」
「読み聞かせをするには、絵が小さいかも?」
 
私が入らせて頂いたグループでは、
肝臓・膵臓の絵本について、
「栄養素の話しと、肝臓・膵臓の機能の話が、
一緒になってしまっている」
というご意見も頂きました。
 
この絵本シリーズは、前回から大幅に改訂されていますが、
これからもたくさんの方のご意見をもとに、
より良いものにしていけたらと思っています。
 
 
 
 
 
そして最後にはグループで、この絵本は
「どんな時、どんなところで、誰に使えるか」
「どんなふうに導入したらいいか」
「もっとこうしたら」
・・というテーマで話し合って発表して頂きました。
 
 
 
例えば、幼稚園や保育園だけでなく、病院の待合室に置いたり、
大人が読んでも分からないことが多いから、大人向けでもいいかも・・という話も。
 
また、子どもが読むなら、もっと丈夫なつくりでなくちゃ・・というご提案も頂きました。
You Tubeなど動画を活用して、もっと活動の様子や、
体の仕組みそのものなどを、見てもらうのは?というご提案も♪
 
 
さらに、私が参加したグループでは、メンバーのお一人が、小児科クリニックに来た子どもが、自分で症状を言わず、親御さんが一生懸命話しているということがよくある・・ということを教えて下さいました。
こういう絵本があったら、自分の体に関心を持つ子供も増えるかも・・とのこと。なるほど。
 
クリニックでは、風邪を引いている子供に全身図の塗り絵を渡して、自分の悪い所色を塗ってごらん?と言ってみるのも面白いかも・・などなど。
 
 
あとは、このおはなし会や取り組みによって、子どもがどう変わったか・・・といった、「評価」も、今後はしっかり考えていかなくてはいけない視点だと、改めて感じました。
 
前回もそうでしたが、参加者の方々から、こちらがたくさんの学びをいただきました。 
 
 
 
 
ご参加くださったみなさま、本当にどうもありがとうございました。
 
書いて頂いたアンケートや、話し合いの記録をもとに、今後のより良い活動を続けていきたいと思います。
 
そして参加してくださったみなさまにお願いです。
ぜひ気軽に、子どもにからだのお話をしていただければと思います。
 
「からだの知識をみんなのものに」
 
 
参加者の方々のお一人お一人の行動が、将来
 
「みんなが当たり前にからだの知識を持つ社会」につながります。
 
 
本当にどうもありがとうございました。
そして今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
NPO法人からだフシギ 瀬戸山陽子